◆夏の紙飛行機 歌詞◆

 by monsieur
   
落陽U

どこかで見たような 夕陽が沈む
鳥たちの行く手は しじまに染まる
遥かな空の 落ちるその先
いざなう道は どこへと続く
 
波止場で見かけた 若いやつらとの
ゆきずりの語らい 時代(とき)を超えて
そでふりあうも他生の縁と
投げて渡した サイコロふたつ
 
達者でいてくれ 楽しかったぜ
またいつか会えるさ そう思わないか
船はイカリをあげ 明日へと向かい
港に残った 男ひとり
 
昨日を語れば 心は晴れず
明日を思えば 夢におぼれ
酔いどれは帰る 海辺の町
いざなう道は どこへと続く
 明日 
 
明日人は夢からさめて
小さな家をあとにするだろう
つらい日も少なくないけど
どうせ人はみな旅人さ
 
こざかしいたくらみ大事に抱いて
月の光にすべてをみすかされ
ああ むなしく舞い上がるたき火の中で
今宵も燃えてゆく 枯れ葉のように
 
明日も木枯し吹きすさび
乾いた風は何を語るだろう
おまえと俺の旅は続く
どうせ終わりなどないのだし
 
 
行く手は 山頭火西行の道
雲は流れる けものは走る
友よくやし涙で眠れまい
花咲く 春は 誰が知る
夏の紙飛行機

昔のことを ふりかえりゃ
悔やまれることが 次々と
思い出されて せつなすぎて
恥ずかしくなって 黙りこむ
 
  夏の青空 立ち尽くす
  猫はまぶしく 屋根の上
  誰が投げたか 紙ヒコーキ
  時に追われて 飛んでく
 
弱さをごまかす すべもなく
強く見せたい わけもない
 
 
僕らの世代は 凄かった
時代を創った そう思う
「やりなおしたいことはないか」
そんな質問 聞き流し

  夏の青空 立ち尽くす
  猫はまぶしく 屋根の上
  誰が投げたか 紙ヒコーキ
  しばらく飛んで 落ちてく
 
遅さをごまかす すべもなく
急がねばならぬ 明日もない
 
   (間奏)
 
  夏の青空 立ち尽くす
  猫はまぶしく 屋根の上
  誰が投げたか 紙ヒコーキ
  このままずっと 飛んでけ
    
飛んでけ飛んでけ 紙ヒコーキ
気ままにずっと このまま
 蛍 
 
海見つめて待ってた
はやたそがれた浜で
過ぎし夏の悲しみを
乗せて風は吹くだろか
 
ひとつの真珠はいま
深い海にきらめく
ちょうど蛍の火のように
青い淡い火のように
 
寄せては返す波よ
忘れないで伝えて
今宵僕のこの心
今宵僕のこの歌を
 
 
 
あなたが波に向け 歌う影
なにげなく見てた